クロニクル千古の闇
ミシェル・ぺイヴァー 作 さくまゆみこ 訳 評論社 2005.6
①オオカミ族の少年
②精霊わたり
③魂食らい
④追放されし者 ・・・以下続刊
トラクは満足そうにうなづいた。オオカミの子は、トラクがリーダーだということを学ばせなくてはならない。そうでなければ、この先たえまなくごたごたが起きるだろう。
氷河時代をモチーフにした作品とか。主人公のトラクは、森での生き方を教えてもらった父が何者かに殺されてしまう。トラクは、仲間のオオカミウルフと森を歩き、さまざまな種族と出会い、父を殺した者との接触を続ける。
まだ続くので今から展開が楽しみである。このシリーズの好きなところ。1つ目。物語はトラクとウルフの視点から進められていくのだが、ウルフの視点がおもしろい。トラクのことは「背高尻尾なし」、アザラシは「魚犬」独特だ。2つ目。世界観が細やか。すべての登場人物や景色が生き生きとしている。特に、人が死んだときにはどうする、なんて儀式的な要素があちこちに出てきて楽しかった。
もちろんストーリーも文句なしだ。


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