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2008年2月23日 (土)

十二国記

小野 不由美    講談社     2001.1

 その世界では、麒麟が王を選び、国政を補佐する。王に恵まれなかった国は衰え、王に恵まれた国は栄え、また王も長く生きながらえ、国政を守り続ける。

 陽子という普通の女子高生が麒麟に選ばれもう一つの世界に連れられた。王になることを決心するまでに陽子は悩む。しかし、色々な人と出会ううちに、何かを掴み取っていく。

 このストーリーが衝撃だった。陽子が驚くほど成長したこと。王になるというドラマティックな展開だから、彼女も急成長しなければならなかったのだろう。その立場に投げ出されてみないと分からない。でも、王になるという宿命を受けた陽子は偉い。迷いを断ち切る陽子や夢中な姿の人々がとても元気を与えてくれた。

 他の話も、この言葉、いいなぁと思ってしまう言葉がたくさん出てくる。世界観もすごく徹底して設定されている。この作品も続きをぜひ書いてもらいたいなと思ってしまう。

〈既刊〉月の影 影の海

    図南の翼

    魔性の子(新潮社)

    

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