両棲人間
アレクサンドル・ベリャーエフ 作 飯田規和訳
あかね書房 1971・12
「きみはズレタを殺して、グレチエを救い出さなかったの?」「またそんなことをいう!きみは、そんなにけんかすきなのか?」「そうじゃない。だけどあまりにひどいじゃないか!」イフチアンドルは、涙をうかべていた。オルセンは、イフチアンドルがかわいそうになった。
研究者が、少年の体と魚をくっつけて両棲人間にしてしまった。問題の少年イフチアンドルは長いこと外界と縁を切っていたのだが、グレチエという少女に恋をしてしまう。そして両棲人間ゆえ悩んでしまうというくだり。
両棲人間とはなんて興味をそそる題名をつけてくれたのか・・・ベリャーエフはソ連のSF作家。日本では彼の本があまり刊行されておらず、この「両棲人間」も児童向けに書かれたもの。面白いし、もう少し日本でも取り上げて欲しいものだ。


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